2017年12月18日
愛情いっぱいの手作りのおべんとう。作ってもらったときは「今日は何が入ってるかな?」と、開ける瞬間わくわくしますよね。栄養のバランスだけでなく、彩りや食べやすさにもこだわって作られたおべんとうなら、ちょっと苦手なおかずだって、おいしく食べることができそうです。大人にとってもお子さんにとっても、いろいろな思い出がいっぱい詰まった「特別なごはん」であるおべんとう。その魅力がたくさん詰まった絵本を紹介します。
【対象年齢:1歳~】
『おべんとうバス』真珠まりこ/作・絵(ひさかたチャイルド)
真っ赤なバスに乗り込むのは、ハンバーグくんやえびフライちゃんなど、おべんとうに大人気のおかずたち。もちろんお野菜やおにぎりたちも乗って行きますよ。厚紙でできていて、赤ちゃんからでも親しめる絵本です。
『ころころくるりん』長野ヒデ子/作・絵(教育画劇)
たまごさんやソーセージさんがころころ転がってへんしーん!みんなが集まったら、ゆうちゃんとおとうさんのおべんとうのできあがり。リズミカルな言葉の繰り返しが楽しくて、読み聞かせにもおすすめです。
【対象年齢:2歳~】
『おべんとうはママのおてがみ』田島かおり/作(教育画劇)
「お友だちと仲直りできたかな?」ママが毎日作ってくれるおべんとうには、愛情だけでなく、そんなやさしいメッセージが込められています。工夫が凝らされたかわいいおかずの作り方も載っていて、おうちでも役立ちそうです。
【対象年齢:3歳~】
『えんそくおにぎり』宮野聡子/作(講談社)
楽しみにしていた遠足の日、きみちゃんは自分でおにぎりを作りました。おかあさんが応援してくれて、春らしい彩りのおべんとうが完成!景色のいい山の上で、友だちと食べるおにぎりは、最高においしいよね!
『ピクニック』ジョン・バーニンガム/作谷川俊太郎/訳(BL出版)
自分たちで作ったサンドイッチやくだものをバスケットに入れて、ピクニックにでかけよう!途中で出会った動物たちと、広々とした野原で食べるおべんとうはとてもおいしそう!ほのぼのとしたおはなしです。
【対象年齢:5歳~】
『にっぽんのおにぎり』白央篤司/著 (理論社)
鮭、梅干し、お漬物など、47都道府県を代表するおにぎりが紹介された写真絵本。地方の歴史や風土の勉強になるだけでなく、おいしそうな写真を眺めていると、まるで旅先で駅弁をほおばっているような気分が味わえます。
大人も思わずわくわくしてくるおべんとうの絵本。きっと、お子さんが「食」に興味を持つきっかけとなってくれるはず。親子で一緒に読んでみてください。