2018年1月8日
お弁当は作ってから食べるまで時間があるので、食中毒を防ぐためには、つくり方、食べるまでの保管の仕方などにちょっとした工夫が必要です。
例えば、ごはんやおかずはよく冷ましてからフタをするなど、普段から何気なく実践されている方も多いのではないでしょうか。これはお弁当箱の中を、細菌が好む温度・湿度にしておかないために、とても重要なことなのです。
今回は、楽しいお弁当をより安全なものにできるよう、食中毒を防ぐためのちょっとした工夫をご紹介します。
調理前
- 手をよく洗いましょう。
- 洗ったあとは、ふせて自然乾燥するか、清潔なふきんでしっかり拭いて、十分に乾かしましょう。
調理のポイント-「加熱する」
- ハンバーグやから揚げ、冷凍食品などは中心までよく加熱しましょう。卵焼きもよく火を通しましょう。
- 電子レンジを使うときは、途中でかき混ぜたりして加熱ムラを防ぎましょう。
- 実は手には細菌やウイルスがいっぱい付いています。おにぎりを握るときはラップを使うと細菌やウイルスが付きにくく衛生的です。
- 特に夏は、作りおきのおかずを使わないほうが安全ですが、使うときは、冷蔵庫に保存したものを使い、お弁当箱に詰める前は必ず火を通しましょう。
詰め合わせのポイント-「水気を切る」
- お弁当には水分が大敵!水分が多いと細菌が増えるおそれがあります。
- おかずの汁気はよく切ってお弁当箱に詰めましょう。ごはん、おかずはよく冷ましてからフタをしましょう。
- 生野菜や果物を使うときはよく洗い、水気をきちんと切ってから詰めましょう。
食べるまでのポイント-「涼しいところで保管」
- なるべく涼しいところに保管して、早めに食べましょう。
- 暑い時期や長い時間持ち歩くときは保冷材を使いましょう。保冷バッグやクーラーボックスを使うとより効果的です。
- 車の中や日のあたるところに置くのは厳禁です。必ずクーラーボックスを使いましょう。
食べるとき
- 食べる前には、手をきれいにしましょう。
- もし、お弁当の味やにおいがおかしかったら、食べるのはやめましょう。
いかがでしたか?食中毒を防ぐためのコツをもう一度確認して、家族で健康な毎日を過ごしましょう。
出典:さらば食中毒!お弁当づくりの知恵(農林水産省HPより)